Eureka [εὕρηκα]はギリシア語で〈分かった〉の意。アルキメデスが比重の概念を発見した際に発した感嘆の声。企画初期段階は『機動戦艦ナデシコ』の登場人物にちなみ〈ユリカ〉が仮称とされ
*1、転じて〈ユリイカ〉が検討されていた。一方で1992年7月31日に欧州宇宙機関が打ち上げた人工衛星〈EURECA [<strong>Eu</strong>ropean <strong>Re</strong>trievable <strong>Ca</strong>rrier]〉がモチーフであるともしている。
色彩設計の試作段階では[]オレンジ色[]の髪が検討されていたことから、アニメ『OVERMANキングゲイナー』の登場人物サラ・コダマの「妹」と評されていたという
*2。ベリーショートヘアーの姿は『銀河漂流バイファム』の登場人物、カチュア・ピアスンに似ている。
ニルヴァーシュ type ZEROのスペック表記に倣い、たびたび変わる容姿を段階に分けて〈エウレカ spec-〉と書くことがある。設定表ではトレゾア技研被験者時代の姿を〈spec0〉、サクヤに髪を伸ばしてもらうまでのベリショ姿を〈spec2〉、セミロングヘアーで「羽」が生えた状態までを〈spec3〉とおおよそ分類している。心理状態や容姿に基づいて〈○○レカ〉と表記する場合もある。髪のクセは精神状態の変化を反映しており、クセ毛だったものが時間を経るにつれストレート気味になっていっている。ピン止めの有無も感情の幅を示す小道具である。
企画仮題「ママは14歳(仮)」や第51話「ニュー・オーダー」でのテロップから年齢は14歳前後とされる。人間と同様に歳をとるという監督の発言から成長はするようであるが、「交響詩篇」中で描かれた発生からの十数年間では、サクヤと同様に肉体的な成長があまり見られない。
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